街路樹の
花水木の
身代わりといっちゃぁなんですが
ここに植えられた
オリーブです
歴史をちょっと辿ると
昭和の時代からここずーっとは
百合の木という
えらくデカくなる樹がいらっしゃったんですが
歩道の改修を機会に
抜かれちまって
それ以来
セミのなき場所も無くなってしまって
そしたら
春には花がパーっと咲くってんで
アメリカ人の花水木が植えられたんですが
それも度重なる車の被害で
いつの間にやらいなくなり
ずっと木陰のない
むさっ苦しい歩道だったんですが
そんな折
花屋のおっさんが一念発起
あっしオリーブに白羽の矢を立て
ここに引っ越したってーワケです
まーここを通る住民たちに
涼しい木陰を提供できるのはいつのことやら
今は想像もつきませんが
いつの日かここに
ちょっとでも
和めるような木陰を提供できる日を
オリーブ命にかけてお約束申し上げます
ハイ!