初アイス
連日のうだるような暑さ
いつもはまだ梅雨が開けるのはいつかなぁと
どんよりとした重たい空を
うらめしい顔で見上げているのが常の
今日この頃だから
まぁまぁ異例の暑さと言うほかはない
その割にはセミが一斉に鳴きはじめるいつもの様子とも違うし
開けたぁ!という感じがイマイチな夏の始まりではある
そういえば朝いつも聞いているラジオでも
今年はセミがあまり鳴かないと話題だ
セミもあまりの早すぎる梅雨明けに
外へ出る準備ができていなかったのかもしれない
という 夏の感じはこうだよねーという
人間の勝手な思い込みとは裏腹に
夏は勝手に夏へ夏へと突き進んでいる
そんな猛暑の様相だけれど
うれしいのはビールが美味しいのと
春からズーッと雨マークの水曜日に
晴れマークが付くようになったこと
そんなちっぽけな嬉しいがうれしい
今日この頃
「アイスは夏だけ営業太田屋さんの抹茶ダブルと抹茶バニラ」
臭いけど美味い
古大根を煮るという
しばらくのあの臭いが
鼻の周りで臭い出す疑似体験を数秒嗅いだら
オエーと思わず声を出したが
しばらくの我慢で
あの美味しい
御飯のすすむ
古大根の煮たのが食べられるのだとおもうと
それはそれで楽しみというものだ
そういえば前に地場産のおねえさんが売っていた
古大根の煮たのを買った時
孫が「ばあちゃんなに煮とんがくさい」と嫌がられたが
ご飯の時は何食わぬ顔で
美味しそうにその大根煮を食べていたと言う話で
大笑いで納得したのを思い出した
その孫も高齢者に近づくにつれて
きっとあの味を思い出して
臭いのを我慢して煮て食べるんだろうな
などと余計なお世話を考えながら
しばらくのあいだ
その煮えあがるのを
ひたすら待つのだった