山吹

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昨日のうららかな日和りとはうって変わって雨がシトシト
カラカラの空気にも地面にも雨がしみこんで
なんだかホッと落ち着く
雨の中『山吹』の花が見頃になってきた
花屋の『山吹』もちょうど七部咲きくらいでいい感じ
雨の『山吹』といえば『太田道灌』の話しが・・・
デンデン・・・

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話しは・・・こう・・・
道灌は家康より前に江戸を開いた人とか
それがある日所要で山里の方へ行ったところ
にわかに激しい雨 それも一寸先も見えぬというようなはげし~い雨(これよりかなりむりやりの演出)
道灌 「これはたまらん!なんちゅう雨じゃイ」
家来 「殿!あそこに古びた民家がござりまする」
道灌 「お~!あのものたちに傘でも借りようぞ」
家来ドアをノックじゃなくて戸を乱暴にたたき
家来 「汚い家じゃのう~だれか居らぬか!殿が傘と蓑を所望じゃ」
13~4歳の貧しそうだが利発そうな美しい娘が出てくる
娘 「まあ~これはお殿様!汚いところでございますが中へお入りください」
道灌 「お~これはあいすまぬ してそのほう名はなんと申す」
娘 「はい『親絵』と申します」
道灌 「そうか では親絵 ここに来て突然の雨 蓑と傘を貸してはもらえまいか」
娘 「・・それが・・・」
道灌 「なに!わしに貸せぬと申すのか!」
娘 「・・か・・代わりにこれを」
娘が差し出したのは一輪の『山吹』の枝
道灌 「なんと!こんなもので雨がふせげるものか!おろかものめ~~~!」
娘 「殿様!お許しくださいませ!傘も蓑も買えるお金もございませんといってしまっては申し訳ないと 古い句の「七重八重 花は咲けども 山吹の実の(蓑)一つだに なきぞ悲しき」にかけましてございます」
娘は傘も蓑もない貧乏暮らしを『山吹』の花にかけて差し出したのでした
道灌 「ん~~ん!なんというかしこい娘 わしはそんなことも知らず なんという愚か者であったろう 許せ!」

とま~そんなこんなで以来道灌は勉学に仕事に精を出したとか
めでたしめでたし
昔の役人の偉いこと・・

 

“山吹” への2件の返信

  1. なかなかのお話ですね!
    俺も勉学に精を出さねば!!
    先日は配達ありがとうございました。
    親父は感激に「うるうる」でございました。

  2. >まだまだウルトラマンには さん
    こちらこそありがとうございました
    ご両親の結婚記念日に家族で食事
    できそうでなかなかできることではありません
    それだけでウルウルだったのだと思います
    そのお手伝いをすこ~しさせてもらってなんだかうれしいです

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