あめ
気温26度と低めながら
涼しいとはちっとも思わないのは台風のせいでかジメジメしてるため
こういうときは
「雪の女王」アンデルセン
はだしで雪原をあるくゲルダのすがたを想像すると
足がチーンと痛くなるようで
すずし~くなってしまう
すべてがひねくれて見えるという悪魔の鏡は割れて世界に広がった・・
というところからこの話は始まります
素直に読み終えると
人の生き方にある啓示をあたえてくれるような気がするし
このお話のなかの鏡の破片が入った目で読んだなら
あらゆる部分にケチをつけ
そのためにこの話の迷路に迷い込み
頭の中がすこし錯乱状態にということを繰り返すはめになるのです
そしてその後なんとな~く気付くのです
ハッピーエンドに終わったお話の幸福感と
迷路に迷い込んだようなモヤモヤ感との
そんな2つの話がこの一冊のなかにとじこめられているのではと
ひょっとしたらアンデルセンは
この物語そのものを悪魔の鏡にしたのかもしれない
この迷路には何度でも出入りしてみたいものだと思うのです