『逆軍の旗』藤沢周平
どれも史実に基づいた歴史小説4篇
あとがきに書いてある
「作り物の話を書いていると、ときどきほんとうの事実を書きたくなる」そうで
これは、タイトルの「逆軍の旗」は明智光秀の謀反の話
あとの3篇は、江戸期の藩で起った史実を基にした話
どれも、いつもの作られた話以上に
歴史小説という、現実めいた史実が
いやがうえにも藤沢周平の筆に圧倒されて迫ってくる
2つ目の「上意改まる」では
落ち度のなかろうはずの人間が
反対派というだけで死に至るやりきれない思いが残り
3つ目の「2人の失踪人」で
親の敵を討って
なんとか、と・が・人にならずに国にもどった弟の話で
すこしは溜飲を下げ
4つ目の「幻にあらず」で
正義は勝つのだと思わせながら
やっぱり勝ったのに
世の中は良いことをしていたら必ず勝つと信じていたのに
どうしてこう人間って弱いんだろ~な~って
結局は元の木阿弥にもどってしまうのか~
それとも
歳をとるとは
醜くなってしまうことなのか・・・
読み終わって
どこかに
正義はかならず勝つって隠されているのではと
必死に2度読みしたのはこれがはじめて
結果
人の世とは
いつになっても
いつの時代でも
成ることも
成っても必ずしも認められないこともあるってことも
同じなんだな~って
どうしようもない理不尽がある
でも
こんな理不尽をあきらめちゃいけないんだな~とも思わせてしまう
なんだか
日頃の自分にはとっても考え付かない
深い深い
人の心の奥の奥のまた奥の
その心を読めてしまう作者がいるのだな~と
あらためて思うのでした
そんな
たぶん今年一押し(親方の独断)のBOOKでした
今このとき生きていたら
藤沢周平は
いったい何を描くのだろう
今日は母ちゃんとふんと,なみとバスに乗って伊勢に行ったよー俺は大事な子供たちのバレーボールのリーグ戦があり子供たちと一緒に戦いました、思いと、希望と現実は少しょう違いましたが、それはそれなりに結果も残し、私は老体に鞭打ちながらもいいことをやっている実感を子供たちから感じ、生きがいを与えてもらっています。今日は解放感でいっぱいで足がなぜかふらふらです、このまま寝ますmおやすみ。
>団長と呼ばれる男さん
なんだか充実感が伝わってきますな~
子供たちも一生懸命がんばったんやね~
いい一日でしたね
解放感はもしかして!kっちゃんがいないせい^^!
いずれにしても良きかな良きかな^^V