「阪急電車」有川 浩
DVDから先に見てしまったので
本はどうかな~とは思ったけれど
あにはからんや
やっぱり本家は本のほうです
面白いし気持ちよい
あたりまえですが
片道15分の
往復でも30分の短い路線
その短い時間の中で紡ぎだされるドラマは
普通の日常を生きる人々の
誰にでもある小さな怒りや苦しみ
そして喜び、別れや出会い
こんな出会いの始まりを
きっと当たり前に誰もがしていて
でも誰も始まりがどうだったかなんて
まったくいつも覚えてない
知っているのは神様だけ
そう!これはまるで神の目目線で描かれた物語みたい
ちょっとだけいいな~って生き方をしてる人には
いい出会いと
小さな幸せを与え
ちょっとだけ周りに迷惑を与えている人には
小さな罰を与え
これを読んだ後には「あ~すっきりした」っていう
ささやかでさわやかな感動を与えてくれる
そうだ!
ぼくだけではきっと出会わなかったこの本にしても
出会わせてもらったのは
小さな奇跡といえるかもしれない
うん!