本でひといき

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夏の庭というと
家には庭らしい庭がなかったので
思い出すのは
昔お盆に必ず寄った親戚の中庭
江戸期に建ったようなものすごく古い町屋で
中庭とはいえ結構な広さがあって明るいのと
かすかな記憶の中では
一重の白い小さな花が咲くグランドカバーのような植物が一面にひかれてあって
そこに小さなコオロギがたくさんいて
それを獲って遊んでいた
などと言うさして面白くも無い記憶が蘇ってくるだけだが
そんななんでもない夏の庭には
一人の老人がいて
その老人が死んでいくであろうその瞬間を観察しようという3人の少年
というとなんだかおどろおどろしくてめげそうだけれども
やがて老人と少年たちは深い交流へと姿を変え・・・
と言う展開で
読後が楽しみな本なのである
ともあれ仕事に支障のないように
合間合間に時間をかけてということになりそうだ

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